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いつが転職や退職に向いているのか

転職するなら大事にしたい【引き継ぎ】の極意
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退職はいつがおすすめ?

退職はいつがおすすめ?

おすすめの時期

退職する時期としてまずおすすめなのは3月末です。年度末は組織内での異動や定年退職者が決定し、次年度に向けた編成を考えるタイミングなので職場にかかる負担が最小限に済みます。職場に迷惑をかけたくない人は年度末に退職しましょう。
ボーナスを受け取った後も、退職する時期に適しています。職場によって多少異なりますが、ボーナスが支給されるのは夏が6月下旬~7月上旬、冬は12月中旬が一般的です。支給される前に退職するのは損なので、夏は7月中旬~7月下旬、冬は1月を目安に退職してください。転職先が決まっていない場合は、決まるまでの期間に必要な生活費などを確保しなければなりません。金銭的な余裕がある状態にするためにも、ボーナスを受け取った後がおすすめです。
看護師の求人が増える時期も、退職するタイミングとしておすすめです。看護師の求人が増えるのは、1月~2月、7月あたりです。求人が増えるので、その分転職先の選択肢が多くなり、自分の理想とする働き方を実現できる確率が上がります。
看護研究や委員会などの活動がある人は、それらが落ち着いた時期に退職するのもいいでしょう。看護研究や委員会の活動中に退職すると、中途半端に仕事が残り職場に迷惑がかかってしまいます。引き継ぎも困難になり、スムーズに退職できないかもしれません。円滑に退職したい人や周囲に迷惑をかけたくない人は、活動が落ち着いてからの時期がおすすめです。
できれば、退職する前に転職先を決めておきましょう。転職先が決まる前に退職すると、金銭的な部分だけでなく精神的にも余裕がなくなります。その結果、焦って転職して後悔するかもしれません。仕事と転職活動を並行して続けながら、退職にベストな時期を探ってください。

向いていない時期

退職を避けた方がいいのは、年末年始や夏季休暇の時期です。長期休暇の時期は交代で休暇を取得することになりますが、看護師の数が不足してシフトの作成が難しくなるので、この時期に退職すると余計に人員が足りなくなってしまいます。
産休に入る看護師がいる場合も、退職する時期としては向いていません。産休に入る看護師がいる場合、その旨は早い段階で職場全体に報告されます。それを知った上で退職の意思を伝えた場合、引き留められる確率が高いです。法律的には2週間前までに退職の意思を伝えれば問題ありませんが、現実問題として難しいでしょう。
看護研究や委員会の活動が忙しい時期に退職するのもおすすめできません。こういった活動は担当制で、年度単位で決められています。自分が担当している途中に退職すると、引き継ぎが複雑になり迷惑をかけてしまいます。