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引き継ぎの重要性を理解する

転職するなら大事にしたい【引き継ぎ】の極意
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トラブルになりたくなければ、引き継ぎが重要

トラブルになりたくなければ、引き継ぎが重要

生産性を低下させないために

なぜ業務の引き継ぎが必要なのか、重要性を理解しましょう。業務の引き継ぎは、担当者の変更後も生産性を低下させないために必須です。前任が退職して業務の進め方を理解していない後任が担当者になると、生産性は著しく低下します。その後任をサポートするために周囲が手伝うようになれば、チーム全体の生産性も低下し、結果的に業務が回らなくなります。患者の命を預かる看護師という仕事において、これは非常にリスクが高い状態です。担当する業務の進め方を自分しか知らない状態、いわゆる「業務の属人化」が起きている場合は特に注意しなければなりません。必ず後任とコミュニケーションを取り、業務を引き継いでください。基本的な部分だけでなく、業務効率化のポイントなども引き継ぎましょう。

患者の信頼を失わないために

業務の引き継ぎは顧客や取引先の信頼を失わないためにも必ず実施しなければなりません。看護師なら、患者が顧客に該当するでしょう。仮に、後任が引き継いだ業務を理解していなかった場合、その影響を受けるのは患者です。これまで自分の看護を担当していた看護師が変更になることは、患者にとって大きな不安要素です。「新しい看護師は大丈夫なのか」「自分の病気のことを分かっているのだろうか」など、患者は適切に自分の情報が引き継がれているのかをチェックしています。これまでのことだけでなく、これからの治療のためにも、後任には必要な情報を漏れなく引き継ぎましょう。看護研究や委員会の活動についても同様です。引き継ぎが上手く行われなければ現場は混乱してしまいます。

自分の信頼を守るために

業務の引き継ぎは職場だけでなく自分自身にとっても必要不可欠です。引き継ぎが徹底されておらず、必要な情報が後任に伝達できていなかった場合、前任である自分のいる職場に問い合わせがくるかもしれません。何度も問い合わせがあれば、自分の業務に集中することができないだけでなく、周囲から疑いの目を向けられてしまいます。自分の信頼を守るという意味でも引き継ぎはきちんと行いましょう。

円満退職のためにも

円満退職をするためにも引き継ぎが必要です。退職すれば、多少なりとも職場には迷惑をかけることになります。そこに精神的なやっかみや反発が生じる可能性もあるので、きちんと引き継ぎをしている姿を周囲にアピールし、余計な衝突が起きないようにしましょう。自分に対する周囲からのネガティブな感情を緩和することができれば、大きなトラブルにはなりません。