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引き継ぎノートを書くコツ

転職するなら大事にしたい【引き継ぎ】の極意
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看護師の引き継ぎノートの書き方

看護師の引き継ぎノートの書き方

引き継ぎノートを作ろう

勤続年数が長ければ長いほど、引き継ぐ内容は多くなります。どう資料にまとめればいいか分からなくなるかもしれません。引き継ぎ用の資料、いわゆる「引き継ぎノート」にはどのような内容を記せばいいのでしょうか。

1日の大まかな流れ

まずは1日の流れを記しましょう。日によって細かい業務内容は変わるので、大まかな流れで大丈夫です。朝の申し送りから看護ケアの実施内容などを、順番に記していきましょう。その内容に沿って、業務内容の詳細も記します。1日の流れを無視した内容だと、後任が見た時に混乱してしまいます。重要なポイントはテキストの色を変えるなど、工夫をして分かりやすく書いてください。

担当している患者の情報

自分が担当していた患者の情報も忘れずに記してください。「○○さんの趣味は○○」「○○さんはお孫さんがいてよくお話をしてくれる」など、カルテにはない情報を書いておきます。患者がされて嫌がることやご家族に関する情報も必要です。患者にとって、担当していた看護師が変更になることは大きな不安要素です。新たに信頼関係を築く必要があるので、後任がスムーズにコミュニケーションを取るために必要な情報を細かく記しておきましょう。

資料の保管場所

業務で使用する資料の保管場所も必ず記してください。分かりやすいように写真を添付しておくのもおすすめです。書類の原本が存在する場合は、その保管場所についても書いておきます。データで保管している場合は、ファイルを置いてある場所の説明も必要です。パソコンに慣れている人ならスムーズに探せますが、新人や操作に不慣れな人にとっては難しい作業です。「自分は問題ないので大丈夫だろう」と考えるのではなく、「他の誰が見ても理解できるように書く」という意識を持って作成してください。

その他の内容

看護研究や委員会の活動に関する内容も記しておかなければなりません。委員会のメンバーになっているなら、活動内容やスケジュール、事前に必要な準備などをまとめておきましょう。看護研究や委員会には、参加している看護師だけが共通で認識しているルールが存在します。明確な決まりとして定められていない部分についても、分かる範囲で書いておきましょう。
また、業者とのやり取りを行っていた場合は、その内容についても引き継がなければなりません。現在行っているやり取りだけでなく、過去にあったトラブルや保留になっている案件についても書いておき、何かあった際は即座に対応できるようにしておきましょう。名刺をもらっている場合は、資料に添付して連絡先が分かるようにしてください。