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押さえておくべき引き継ぎのポイント

転職するなら大事にしたい【引き継ぎ】の極意
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引き継ぎのポイント

引き継ぎのポイント

まずは話し合いの場を設ける

引き継ぎのポイントとしてまず挙げられるのが、退職に関する話し合いの場をしっかり設けてもらうことです。上司に時間をもらい、引き継ぎについての相談をしましょう。現状のメンバーから後任を選ぶのか、新人を後任にするのか、複数人に振り分けるのか、現場の状況や業務内容によってベストな選択は異なります。退職までのスケジュールを含めて、引き継ぎの内容や手順を上司とすり合わせておきましょう。

準備の進め方

引き継ぎのスケジュールを立てる際は、退職日ではなく最終出勤日から逆算して考えてください。有給休暇を消化する兼ね合いで、最終出勤日が退職日よりもかなり前になるケースがあります。引き継ぎの準備には時間がかかるので、余裕のあるスケジュールを立てましょう。看護師は忙しい仕事なので、勤務時間内に準備を進めるのは難しいかもしれません。しかし、残業で引き継ぎの準備をした場合、上司や同僚に悪い印象を持たれる可能性があります。そうならないためにも、早めに動き始めて隙間時間を活用しながら少しずつ進めましょう。引き継ぎの準備をする時間帯としておすすめなのは夜勤時です。夜勤時は日勤よりも落ち着いていることが多いので、腰を据えて準備を進められます。

業務内容を漏れなく伝えるために

引き継ぎの際、最初にすべきなのは業務内容のリストアップです。メモやツールなどを活用し、すぐに情報共有できる体制を整えておきましょう。リストアップした内容は、後々資料にまとめます。基本的な内容だけでなく、担当者だからこそ知っている注意事項やトラブルへの対処法、業務効率化のポイントなども記しておいてください。こういったノウハウは、後任だけでなく職場全体にとっても非常に重要な情報です。
資料を作成する際は、何度も申し上げている通り誰にでも分かる内容で記してください。自分が経験したことを記す際は、どうしても客観的な目線が抜け落ちてしまいます。そうなると、後任は内容を理解することができず事故やトラブルに発展します。「新人が見ても理解できる内容にする」といった意識を持って資料を作成するといいでしょう。資料ができたら、それを活用しながら口頭でも説明をしていきます。資料と口頭での説明どちらもあれば食い違いが起こる確率は下がり、漏れなく引き継げます。自分が伝えたことを、相手が完全に理解しているとは限りません。疑問点や不明点がないか、その都度確認しながら引き継ぎを行ってください。